エンパスとは何か——エネルギーヴァンパイア2種類と吸われるメカニズム【後編】

エネルギーが吸われるのは神経科学的に説明できる
情動感染の研究では、感情の「送り手」と「受け手」には非対称性がある(Hatfield et al., 1994)。強く「出す」人間と、強く「受け取る」人間がいる。
2024年の研究では、情動感染はミラーニューロン系だけでなく、島皮質・扁桃体・前帯状皮質を含む複数の脳領域が連動して起きることが確認されている(Wang et al., 2024, Frontiers in Human Neuroscience)。エンパスが「吸われる」のは脳の複数の回路が同時に相手のエネルギー状態に引き込まれるからだ。
よく「ガードが足りない」「卵のイメージで守って」と言われる。しかしこれは本質的な解決策にならない。エンパスの脳はそもそも相手のエネルギーを遮断する回路が薄い。根本的な対処法は、危険な人間に近づかないことだ。
エネルギーヴァンパイアには2種類いる
エネルギーヴァンパイアとは、自分のエネルギーが枯渇していて他者から無意識または意識的に補おうとする人のことだ。
確信犯型は意識的に相手のエネルギーを奪う。チャネリングのワークでペアを組んだ男性がそうだった。ワーク中、相手はニヤついていた。ワークが終わった瞬間、自分のエネルギーが三分の一になっていた。身体の中がスカスカになり、なのに身体はずっしりと重かった。動けなかった。空っぽだから軽くなるんじゃない。エネルギーがなくなるから重くなる。自分自身を保つのが精一杯だった。
無意識型は自分では気づいていない。人のエネルギーを奪って自分がパワフルでいる回路がすでにできあがっている。スピリチュアルの場で「パワーがある」と言われていた人たちの中にも無意識型がいた。
組織の中にもいる。普段怒られていて、自分のエネルギーが枯渇している人間。ずるい、というより——いや、ずるいのだ。無意識に他者から補う回路ができあがっている。
そういう人のそばで気が緩んだまま話すと、エネルギーを持っていかれる。内側でシャッターを閉じながら会話すると、吸われない。何回かやられて初めて気づく——ああ、こいつそういう人間だ、と。
でもエンパスは人がいい。気づいていても、周りに合わせてオープンに話してしまう。シャッターを閉じていると「協調性がない」とレッテルを貼られる。だからつい開けてしまう。そしてまた吸われる。
厄介なのはこちらだ。悪意がない分、こちらが悪者になる。
日常に潜むエネルギーの消耗
ある金曜日の朝、普通に出社した。普通に仕事を始めた。しばらくして気づいた——身体がスカスカになっている。朝は普通だった。睡眠も取れていた。原因がわからなかった。
思い返すと、遅刻してきた目の前の席の人に挨拶した直後からだった。エネルギーワークで吸われたものを取り戻すと、嘘のように回復した。気づかなければ「生活習慣の乱れ」で片付けて終わっていた。
原因は、そこじゃない。
エンパスは生まれつきの体質だ
「幼少期のトラウマがエンパスを作る」という説がある。しかしこれは誤りだと考える。
エンパスは生まれつきの体質だ。育ち方で構造は変わらない。ただ、エンパスだからこそ傷つきやすく、ゴミ箱にされやすかった——それはある。でもそれはエンパスの原因ではない。エンパスだから、傷を深く受け取ってしまっただけだ。
疲れやすいのも、消耗するのも、人混みが苦手なのも、挨拶しただけでスカスカになるのも——原因はあなたじゃない。構造が違うだけだ。
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